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ガラ

  • い-11 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • がら
  • 清森(丹羽)夏子
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 120ページ
  • 600円
  • 2016/10/08(土)発行
  • 約4万5千字の中編、完結済み。
    中世ヨーロッパ風の世界観で、ドイツ騎士団的な団体が
    ヴァイキング的な連中やロシア的な国と戦う話。

    【あらすじ】
     植民のため東方に進撃を続ける騎士団。
     騎士団団長ゲオルクに降嫁したグレーテこと皇女マルガレーテは、
    行き場を失った騎士たちのために鉄の意志をもってその侵略活動の
    支援を続けていた。
     ある時、退治した蛮族からガラという娘を捧げられるゲオルク。
    グレーテは人質としてとどめおくつもりでゲオルクにガラを引き取るよう
    勧める。
     天真爛漫なガラと冷静沈着なグレーテ。
     三人の関係の変化に伴って頑なだったグレーテの心も少しずつ
    氷解していく。
     その間も騎士団は支配領域の拡大のための戦争を続けている。
    あともう少しで大河の西側の平野がすべて騎士団領になる。


    【本文から抜粋】
    「平野の民にはまだヤルガヴァ族とスィグルダ族が残っております。私たちの町を守るためには彼らとも関係を築かなければなりません。近場ではまずヤルガヴァ族ですね」
    「戦うのか? ツェレの戦士たちは協力する、わたしたちは臆病者ではない」
    「どうでしょう。協力を依頼することも出てくるかもしれませんが、必ずしも合戦になるとは限りませんから、あまり華やかな見せ場はないものと思って受けていただかねば。承知していただけるでしょうか」
     ガラが驚いた目をする。
    「戦わずして土地を奪う気か」
    「戦いとは何も刃を合わせることだけではありませんよ。いたずらに兵を消費することは賢いやり方ではありません」
    「互いの命を賭けて正々堂々とやり合うべきだ」
    「正義のために戦って死ぬより卑怯に戦って生きた方が良いのです。生きとし生けるものは皆ともに生きる者のために生きねばなりません。それが責任というものです」
     首を横に振ったガラへと微笑みかける。
    「臆病者でよいのです。自らの生に執着なさい。まことの勝利とは最後まで立っていることです」






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