台風接近のため、開催は中止となりました。詳しくはText-Revolutions準備会のページをご参照ください。
カンタベリー大聖堂、上空から眺めれば、ゴシック建築に囲われた十二世紀に殉教した大司教に詣でる場所に入り行く。ベケット廟近くの豪奢な墓を探す。中世の高位聖職者のものではなく、探すのは戦士だった王子。それはよく知られたインクランドの優れた軍事指導者にして一三三〇年にウッドストックで生誕し、父により洗礼名エドワードと名付けられた人。生涯騎士道の理想を探求し、戦場で戦い、騎馬槍試合に励んだ人、美貌のケントのジョアンに愛情を捧げ、妻とした王子の墓である。
その墓は真鍮で作られ、胴で覆われた金色の色彩を放っている。ウッドストックのエドワードは大聖堂の聖歌隊座の横にフルプレートのイングランドとフランスを表した獅子と百合が装飾された甲冑・籠手を身につけ、横たわっている。彼の父はエドワード三世であり、かの王は母イザベラ(王子には祖母となる)の血筋よりフランス王位を要求し、王子は戦場においてその要求を支持した。彼の顔は力強さを顕著に象られている。彼の側には剣の鞘が置かれている。彼が戦士として従軍した証である。
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