【現代】【恋愛】少年と悪い魔女 ひつぎの章

• 熱海-08 (恋愛)
• しょうねんとわるいまじょ ひつぎのしょう
• さびき
• 書籍|新書判
• 288ページ
• 1,500円
• https://www.pixiv.net/novel/s…
• 2018/12/1(土)発行
• 現代を舞台に、様々な女性と少年の恋愛の形を描く短編集です。
  pixivに公開しているものに加筆修正、書き下ろしを加えたものとなっております。
  シリーズ三部作の中巻にあたりますが、前作を読まずともお楽しみ頂けます。
  
  
  ・淑女のマッチ非売品（書き下ろし）
  
  全て完璧な世界なら、未来に希望が見出せない。
  未来とは、より良い希望を望む事だから。
  
  女子大学生のくれはは覚めない夢の中、「慰めの館」と呼ばれる洋館で機械人形の少年と悪霊の少年と三人で暮らしていた。
  洋館での生活に慣れていくのと比例して、不可解ながらも垣間見えてくる少年達の内側、加速していく忘却───
  二人の少年から語られる「少年と悪い魔女」の話に耳を傾けながら、時間ばかりが過ぎていく。
  ※シリーズ通しての連載作品ですが、単巻でもお楽しみ頂けます。
  
  
  
  ・魔法が解けた帰り道（加筆修正）
  
  綺麗になった姉ちゃんを、他の男に見せたくない。
  
  小学生の楓少年はクラスの女子に告白をされたのをきっかけに、歳の離れた冴えない女子高生の碧をイメチェンして彼氏を作らせようと画策する。
  かつてキラキラ輝いていた姉に戻って、楽しい高校生活を送って欲しい───そう思って共通の親友にまで協力して貰い、姉を今時の女子高生に変身させた筈だった。
  気付いた時には何もかも手遅れで、そもそも自分は弟で。
  
  地味で人見知りなお姉さんと、短絡的な弟の明るめ日常系の話。
  
  
  
  ・その短剣で胸を刺すの（加筆修正）※軽度の性表現あり
  
  「どうか僕を、先生の作品にして下さい」
  
  憧れの画家が美術教師として学園に在籍しているのに、来年には異動をしてしまうと耳にした汐見少年。
  焦った彼が美術教師の岬先生に願ったのは「自分を最高の作品として描いて欲しい」というものだった。
  「描けなかったらそれまで」という条件の下、教師と生徒としてではなく、画家とモデルとして密やかで特殊な関係を持つようになった二人だが───
  
  少年趣味の美術教師とつかみ所のない少年の、終わりの見えている話。
  
  
  
  ・パンくずのお導き（魔法の解けた帰り道・その短剣で胸を刺すの小話集／一部書き下ろし）