空華第六号

• 熱海-23 (現代)
• くうげだいろくごう
• ☆ろりみたん☆、藍崎万里子、大坪命樹、TAN TAN、倉田和奈
• 書籍|A5
• 204ページ
• 300円
• 2017/9/30(土)発行
• 同人誌空華第六号です。
  　今回は、原稿募集中に、第四号と第五号に寄稿戴いていた澤山功一氏が急逝なさり、巻末に追悼文を掲載しました。しかし、悲しんでばかりもおられず、四人の小説と随筆を集めたほか、巻頭は☆ろりみたん☆さんのイラストで飾りました。
  　藍崎万里子さんの「はっちゃんがゆく」は、元お笑いタレントの精神障碍者の悲しくも滑稽な半生を描いた逸品です。また、大坪命樹さんの「孤独な恋人」(前編)は、初の同人誌分割掲載で、青少年の殺人に拘わるシリアスな内容の純文学で、後編は第七号に掲載予定です。そして、TAN TANさんの「故・澤山功一さんとの思い出」は、澤山さんへ贈る追悼随筆で、著者と澤山功一さんとの仲が偲ばれる暖かい文章です。「鳥かご」は、今回初めて寄稿して戴いた倉田和奈さんの描いた、火星で生活する難病に罹った兄弟の愛をテーマにしたBL小説です。
  　このようなラインナップですが、一人でも多くの方の目に触れることを、願ってやみません。