【歴史・時代劇】【SF】コミックマーケット92の新刊。モン○ンで泡盛さん、その2です。
ギャグ短編入り
「何だ、これは」
「どうかなさいましたか、殿下」
いつの間にか置かれていた手紙。古式にも封蝋されている。赤い蝋に押された印はどことなく嫌な予感がする図柄だった。
「あのドラゴンに似ている気がする…」
あの星にいた、緑色の雌雄のドラゴン、赤みがかった亜種のオス、桜色のメス、金銀のドラゴン…それらによく似ている。ペーパーナイフで封を切り、開けてみた。
「招待状だ…」
「なんて、殿下」
「幻の酒を探して欲しい、そのために来て欲しい、そうだ」
「どなたが」
「歌姫だ」
「まさか」
「そのまさか、だ」
主従、いや夫婦、いや…ま、どうでもいいが、宇宙軍総裁様と副官殿はあおざめているよーな…であった。
「何これ」
リース家の子供部屋の机の上。あの手紙があった。
「あのドラゴンみたいな…あーやな予感」
開くと…以下略。