【歴史・時代劇】【SF】泡盛さん・五巻です。後半には「モンハン」を使った特別ストーリーが入ってます。
「援護します、行ってください。僕は金のドラゴン弱らせています。お願いします」
「解った」
銀のドラゴンに武器を振り下ろす。身体が硬いのか、たいした傷にもならない。光の矢が金色のドラゴンにヒットしているが、それも多分、ドラゴンにとってはかすり傷に過ぎない。炎の吐き方が異様だ。これはこの金銀のドラゴンの中でも強いタイプらしい。口笛を吹いてディスを呼ぶ。あいつはここまで一直線にやってきてくれた。
「頼んだぞ」
一撃を食らわせたディスに続いて武器を振り回すと打撃が通じたらしい。構わず振り回した。トマスが銀のドラゴンの尻尾を切り落とした。部位破壊は報酬が跳ね上がるし、珍しい素材も手に入る。ディスは続いて金にも攻撃を加えていた。リッチー君の矢が効果を上げてきていた。銀を倒すと私は金色のドラゴンの肩めがけて武器を振り下ろしていた。トマスがまた尾を切断していた。
「よし、もう少し」
この声を聞いた途端、ディスは引き上げていった。あいつにはあいつの生活がある。リッチー君の矢がヒットし、金が倒れた。素材を剥ぎ取り、何が出てきたか、検討してから、あの子はイノシシを呼んだ。私達の取り分の残りは始末やが始末する。そんな決まりだった。イノシシに乗って部屋に戻り、シャワーを浴びて、違う防具に袖を通した。トマスがまた噛み付いてきた。
「もっとおしとやかな衣装にする気はないんですかっ」
「うるさいなー…お腹すいたな、何か作ってくれ」
料理猫に頼むとあの顎のシャクレた変な鳥の焼きものを持ってきてくれた。シャクレと呼んでいるが本当はなんという種類なのか、知らない。その肉をみんなで食べていたら…光景が変わっていた。
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