【新刊】 高貴で高慢な金髪赤目のキャラクターを性癖(意味:生まれついての好みの癖)とする作者が、趣味全開で書いたパッション詰め詰めデコボコ逆源氏物語。
※恋愛味の薄い、コメディ小説です。
コミック本のような連作短編型の小説本。
金髪赤目を賛美する登場人物(メイド長)のひとりごとが注釈として随所につく仕様です。
★あらすじ とある貴族の屋敷。
両親を失った金髪赤目の少年の下から、一人、また一人と使用人が去っていく。
使用人の逃げる先は、少年の親族達の元である。
少年は気が弱かった。
だから他の後継者候補である親族を押しのけて、両親の遺した屋敷や領地を継げるようには、到底見えなかったのである。
しかし、メイド長だけは少年の元に残った。
なぜといぶかしむ少年に、メイド長は恭しく、良い笑顔で告げる。
「性癖ですので、お仕えさせていただきます」
メイド長は少年に、高貴で高慢な金髪赤目になれる素質を見出していたのだった。
少年とメイド長の、大いに奇天烈で時々ちょっぴり心通う、後継者争奪生活がはじまる――。
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