――生きることが飛ぶことだ。旅することが生きることだ。
伝統の騎馬祭へ挑んだ少年アンハは意気揚々と出発したが、落馬して置いていかれてしまう。ただひとりの砂漠の夜、彼が出会ったのは傷ついた渡り鳥と、不思議な老人だった。
――日の昇る方へ。風の吹く方へ。わたしたちの生まれた大地へ。……空へ。
少年ティオは七番目の男子として生を受け、生まれながらに祈り人となるさだめを負っていた。伝統の騎馬祭の日、さだめゆえに共に旅立てず置いていかれたティオは、忘れられない出会いを果たす。それは、兆しから始まった。※こちら旧い本ですので、webでは修正済みの誤字などもまだまだ残っています。発行日は2010年となっていますが、製本したのは2015年のものです。以上ご了承の上、ご購入ください。
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