ファンタジー要素のほとんどない、どちらかというと芸術性を重視した純文学寄りファンタジー
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https://kawazushobou.jimdofree.com/ 変声前のわずかな期間、少年たちだけに許される聖歌を捧げる行為――
それを専門とする「歌手」である十五歳のティセは、首席にのぼりつめながらも日々息苦しさに喘いでいた。
異教徒による侵略も勢いを増すそんなとき、聖都アルク・アン・ジェに待望の「神子」が現れる。
型破りな神子ヴァーニルとの出会いを通して、ティセは暗闇のなかに何を見出すのか。
大人と子ども、過去と未来、光と影、うそとまこと、羨望と渇望、祈りと願い、生と性。
あらゆるものの狭間で揺れ動く少年たちの、儚くも烈しい、一瞬と永遠の物語。
※一般文芸レベルの性描写があります。(全年齢向けです) ※BLではないのですが「それっぽいよね」と言われたら「わかる」と答える感じです。 ★関連作品(同一世界観) 『幻影譚』シリーズ
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