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【ライトノベル】【現代】【恋愛】逃げ水

  • 別府-33 (ライトノベル)
  • にげみず
  • 萌芽つゆり
  • 書籍|新書判
  • 100ページ
  • 400円
  • 2015/5/8(金)発行


  •  鏡二澪は俺の幼なじみだった。
     オトコオンナだった彼女は、今や誰もが憧れるオンナノコに変わっていて……。
     流れる月日の中で薄まった関係、距離。
     そんなある日、彼女に声をかけられる。その声は記憶の中で聞いた声より随分と大人びていて、綺麗で、透明だった。

     青春と追憶の短編集。
     五人が見た「彼女の背中」と、あの日、言えなかった言葉について。


    試し読みはこちらから
    https://slib.net/34869


    浮嶋汀

    僕には好きな子がいた。 同じ部活の、良く出来た後輩――不知火八代。その淡い恋は彼女の一言で呆気なく終わったけど、でも、それでよかったと思っていた。 そう、思っていたのだ。 別の女性と恋をし、付き合っては別れ、別れては付き合って――そして別れて。それを繰り返していた僕は、ひょんなことから、不知火八代と再会する。


    不知火潤平

    「やっぱ、リコンするんだって」 年の離れた義妹がそう言った。 昨日まで赤の他人だった俺たちはある日から<家族>になり、そして直にまた、他人に戻る。 いつの間にか名前を呼べなくなった義妹。 「お兄ちゃん」から「ジュンちゃん」と名前で呼びだした義妹。 ――そんな俺たちが家族じゃなくなったら、どうなるんだろうか。


    遊糸あおい

    朝だ。ゆっくりと、瞼が上がる。 大好きな彼に抱かれた。幸せな倦怠感を抱えていた私に、彼はこう言った。 「あまね?」 私ではない、名前を呼んだ。 同じ顔を持つ、双子の姉。 同じ顔のはずなのに、私と違って、誰からも好かれて愛された――死んだ姉。


    鏡二澪

    あれは、いつのバレンタインだっただろう。 「澪はオトコオンナなんだからこんなの似合わねーぞ」 彼の好きな女の子像が、女の子らしい子だと知った私は、彼の求める<女の子>になろうと努力した。頑張った。頑張って、頑張って――なのに好意を寄せてくるのはいつだって知らない男の子たち。彼じゃない。 父親の転勤をきっかけに、思い切って忘れようとした恋だった。



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