「今日も平和なものだな」
旗艦のブリッジ、元帥のための特別シートに座ってブラックプリンスは何気なくモニターを見ていた。訓練が終わって実務に入ったが、パトロールと訓練以外仕事はない。旗艦の周囲には希薄だが空気層があるため、宇宙の星の反射光は見える。わざと見えるように微調整をしている事は知っていた。微調整なしでは宇宙の星々は残念ながら全て見る事は出来ない。真っ暗闇でしかないという。
「コロニーの様子はどうだ」
モニターを見つめ続ける監視員に声をかけてみた。
「異常ありません」
「そうか」
大艦隊を組んでのパトロールは必要なのか、とふと思うが、それは違うらしい。
「イーストウエッジコロニー群へ進路変更せよ」
こちらのブースもいかがですか? (β)
午前三時の音楽 和菓子note 灰青 ザネリ 藍色のモノローグ シアワセモノマニア またまたご冗談を! 博物館リュボーフィ Text-Revolutions準備会 三日月パンと星降るふくろう