こちらのアイテムは2020/12/26(土)開催・Text-Revolutions Extra 2にて入手できます。
くわしくはText-Revolutions Extra 2公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

【新刊】【会誌・合同誌】空華第一二号

  • 鳴子-17 (純文学)
  • くうげだいじゅうにごう
  • 大坪命樹、藍崎万里子、冬月、杜埜不月
  • 書籍|A5
  • 314ページ
  • 700円
  • 2020/9/30(水)発行
  • 空華第一二号です。
     今回も、前号同様、巻頭に短歌を掲載しました。大坪命樹のほかに藍崎万里子の短歌が、それぞれ10 首ずつ、掲載されております。短歌の好きな方にも、ぜひ御覧になって戴きたいです。
     小説は、まず、大坪命樹著「ジオハープの哀歌」から始まります。首都圏に大震災が起きる中、復興に尽力する日外(あぐい)は、家族を失った悲しみの代わりに、美しい音楽を耳にする。歌姫への憧れがやがて恋情に発展していくが……。この話は、作者が敬愛するミュージシャン柴田淳に捧げた作品です。
     次に、冬月著「自分の星」。数学に才能を見出し、その方面の研究者を目指す雄一は、貧乏ながらに努力して大学院に進学する。新しい数式の解を求める論文を書こうとするが……。前号までの冬月の作風と大分変わった悲劇作です。
     三番目は、藍崎万里子著「喫茶店」。竜司と貴美子は、母に保証人になってもらおうと、婚姻届を持って待ち合わせする。その場所の喫茶店は、風変わりで美しい喫茶店だった。藍崎万里子の新境地として、ほのぼのと纏められた純文学です。
     最後は、杜埜不月著「浦島花子物語」。双子として生まれたにもかかわらず、出来の良い姉に比べ、何につけても劣等感を持つ花菜。姉の結婚式で前後不覚になるような騒動を起こして、精神病院に入れられるが……。激動の人生を歩んだ一人の女性を描いた味わい深い作品です。
     このほか、巻末に市販の小説の書評も載せてあります。
     ぜひ、御覧になってみて下さい。




ログインしませんか?

「気になる!」ボタンをクリックすると気になるサークルを記録できます。
「気になる!」ボタンを使えるようにするにはログインしてください。

同じサークルのアイテムもどうぞ

【新刊】【会誌・合同誌】空華第一二号【会誌・合同誌】空華第一一号【会誌・合同誌】空華第一〇号【会誌・合同誌】空華第九号【会誌・合同誌】空華第八号【会誌・合同誌】空華第七号【新刊】【純文学】【恋愛】癲狂恋歌【新刊】【純文学】クラリネット五重奏曲【純文学】【歴史】ベートーヴェン交響曲「幻影」【純文学】【歴史】【恋愛】アマプレベス【純文学】【ミステリ】ガラスの子供たち【純文学】6【純文学】【恋愛】仏化の劫火【純文学】【歴史】飛梅【純文学】【シュールレアリズム】鞭と人参【現代】【恋愛】舞台裏のルーレット【歴史】【純文学】菩提人【新刊】【純文学】孤独な恋人

「気になる!」集計データをもとに表示しています。