人々の暮らしに添う、妖精たちのいる世界。 妖精の卵を売り歩く中年男・ヴァルと、彼にひっついている人竜・イェルのコンビのゆくところ、波乱と騒動の気配あり────!
短編集です。発行順にナンバリングがついてますが、中身はどこから読んでも大差ないです。
【あらすじ】
表題作「銀の海、金の月」
老船乗りのエルグの相棒は猫人のカムイ。魚群の匂いも妖精の巣の嗅ぎ分けも幸運引きもぜんぜん上手くないけれど、2人は相棒。そのカムイが最近あまり元気がない。エルグは妖精屋に相談するために寄港先で船を下りて妖精屋を探す。
「いのちは地上に降りてきて、必ず天上へ戻っていくものです。何も悲しくなんてありません。あの子だって星に混じり、やがて砕かれて屑星として空を漂うか、また地上へ降ってくるでしょう。どっちになるかなんて、あの子にだって決められない。運が良ければまた引き合います」
こちらのブースもいかがですか? (β)
三日月パンと星降るふくろう 花うさぎ おとといあさって Our York Bar おざぶとん チャボ文庫 エウロパの海 バイロン本社 酔庫堂 灰青