【現代】死にたがりの黒山羊と亡霊の白山羊

• 銀山-04 (SF)
• しにたがりのくろやぎとぼうれいのしろやぎ
• 一志
• 書籍|文庫判(A6)
• 202ページ
• 700円
• https://retrolight01.blogspot…
• 誰かのための人生なんてまっぴらごめんだ。
  高校1年生の夏、サクマは廃墟の屋上に立っていた。
  母親と見る毎週金曜日のドキュメンタリーにうんざりし、なにもかも終わらせてしまおうと決めていたのだ。
  そこに現れたのは、明るい幽霊・「モモセ」。
  彼女は「自分の生きていた証」を求めて、サクマに協力を求める。はじめは断るものの、彼女がどこにでもすり抜けることができると知ると、サクマは「あることに協力する」ことを条件に、彼女の要求を受け入れる。
  居場所が無い少年と、居場所を失くした少女の、青春でもなんでもない、小さな夏の物語。
  ※本作はURL先のサイトにて掲載していたものに、加筆・修正と短編を加えたものとなります。初頒布/東京文フリ(2019.11)