【純文学】【新刊】桃の夢

• 有馬-21 (純文学)
• もものゆめ
• 泉由良
• 書籍|文庫判(A6)
• 110ページ
• 600円
• 2019/12/27(金)発行
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  　最近よく夢に出てくる、子どもの頃よく遊んだ子がいて、その子の名前を思い出せない。
  　空想の夢なのかも知れないけど……でも、本当にいたんだと思う。（「ももの夢」）
  
  　小さいものを見守る目線をいつしか忘れておとなになったとき、子ども時代を掬い上げる為の２話を収録。
  　あのとき存在していた友情、そして愛情。または孤独が、
  　生き物ではない［ぬいぐるみ］への心をモチーフにした２篇から浮かび上がってくる。
  
  　あなたには大切にしていたものはありましたか？
  　それは、今もそばにありますか？ もう忘れましたか、思い出したりもするのでしょうか。
  
  【収録作】
  
  ・「ももの夢 -girls' peachful memories-」
  
  　2011年、泉由良主宰HP「浮遊区域」にて発表された自主短編動画（こみちみつこ原案・監督）をノベライズ。
  
  
  ・「さよなら楓ちゃん」
  
  　2012年、こみちみつこ・泉由良共著として執筆していた『桃の夢』収録作。
  　とっても大切にしていた、私のこぶたのぬいぐるみと、あの子のうさぎのぬいぐるみの、はなし。
  　（別作『ミルチリカル』にも同じ作品を収録していますが、元々この掌編は、「ももの夢」を前提として執筆されていた為、本品にも収録しています）
  
  
  ・「桃の夢」詩制作合評会提出作品。
  
  　代々の教えは、three peaches a day.