※第十五回文学フリマ&COMITIA102初売り
2012/11/18発行・A5・P168・オフセット
大江英明(大枝瑛一)さんとの合同企画。テーマは「団地×少女」。巨大な函のなかで思春期を過ごす少女の日常や非日常を描いた小説、イラスト、エッセイ、団地写真などを掲載した、全年齢対象プロアマ混合本です。
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かつて都市には、幸せを願うニオイがあった。生まれ落ちて育ち、ささやかな幸福へ誰もが辿り着けると信じられた頃。
その願いを包んだ住処のありよう、『ニッポンの団地』。
いつしかゆるやかな荒廃に差し掛かっていた母国に、今も根を下ろしている、コンクリで出来た幸福の基盤。そこで彼女ら/彼らは何を願うか。彼ら/彼女らは何を想い、どう過ごすか。何をどう見て、何を選ぶか。
団地と呼ばれた函から問いかける、少女達の物語。
(裏表紙のコピーより抜粋)
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【イラスト】(収録順・敬称略)
・よしじまあたる
・CAMUS
【写真】(収録順・敬称略)
・柳川麻衣
・hassegawa
・栗山真太朗(少年憧憬社)
・夜明詩
【小説・エッセイ】(収録順・敬称略)
・二人が巣立つ日…「年上の人」茶葉
・彼女のいる風景…「少女と住宅団地」竹雀綾人
・病に蝕まれた世界の中で…「埋もれゆく棺桶とともに」吉田岡
・お隣に越してきた可愛いヒト…「県営あぽろ団地でノクターンが聴こえたら?」夕波あす
・僕の生まれたところに住みついた住人…「水没団地」狐森啓亭
・『それ』が起こった場所で出会ったのは…「上書きデスメモリー」館山緑
・引っ越してきた不思議な子…「ディア・ワンダーランド」照焼
・現実は幻想的に。そしてまた残酷に。…「日々は断つべきなり」羽海野渉
・子供ごころに憧れた場所は…「空中楼閣」柳川麻衣
・百合ちゃんと私のカンケイ…「私達には隔たりなんて無いんだからね」南野藍加
・幼なじみの二人が探し当てたモノ…「千の仔」ギルマン高家あさひ
・古びた団地の公園は、彼女の世界の全てだった…「かくれんぼ」久地加夜子
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