「文理総合系の博士が科学や人文・社会学系の話題を」ニュースからテキトーに考えるコラム雑誌。本号は、中東の特集号の『なかみ博士の気になる人文・社会系ニュース』2018年2月 冬の増刊号です。本文の一部は、上記pixivのURLで確認できます。
【巻頭:古代エジプトの気になるニュース1選】
- 各地の「宦官」と古代エジプトの去勢ミイラの話~「古代エジプトの新たな謎「去勢されたミイラ」が示す驚愕の事実」(Forbes Japan)~
【特集:中東の近現代史を知る】
- 今号の特集で取り上げる主な中東地域(概略図)
- 現代史を知るための「擬人化」世界史漫画~ゆげ塾『ゆげ塾の中国とアラブがわかる世界史』:アラブ編~
- 世界史を教えていた私が選ぶイスラームと中東地域の近現代史を知るための3冊
- 《 #ツイキャス 講談録》『村田エフェンディ滞土録』とその周辺の話:作品の概説編
- 《 #ツイキャス 講談録》『村田エフェンディ滞土録』とその周辺の話:好きな理由と更に近代史の視点から語る編
本書は、特集は「中東の近現代史を知る」です。複雑な中東の近現代史について、著者が高校で世界史を教えていた経験をもとに、おすすめの漫画参考書、絵本、小説の紹介記事を中心に、近年の国際情勢を交えつつ、解説しました。2018年2月の現在の中東地域の地図を特集の頭に入れたので、国の位置が分からなくなった時は、確認できるようになっています。
後半では、梨木果歩著『村田エフェンディ滞土録 』とその関連小説を軸に、オスマン帝国の皇帝(スルタン)の招きで、文化財の保存や管理の研究者として、渡土した村田とその周辺の人々を通じて、第一次世界大戦に突入していく日本や、ヨーロッパの情勢を読み解きました。 登場人物のモデルと思わしき実在の人々の手書きイラストを入れています。
巻末の「あとがき」は、本誌でしか話せない、著者が経験した高校世界史の授業準備の苦労や、院生の頃に接したムスリムの研究員や留学生との思い出、ムスリムの人々を受け入れていく日本社会の変化に関する雑感、といったことに少し触れる形でまとめています。
【本書について】
【注意事項】
- 発行年月日は、2018年2月18日
- 本文の文字と画像は、モノクロです
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