真っ白な部屋に、真っ白なベッド。そしてモニターと部屋中を見つめるカメラ。これも、僕にとっては当たり前の
風景。何故か僕は、物心ついた頃から、いつも一人でこのたった一つ、小さな丸い窓が天に向かって開いた部屋にいた。そこで、立体モニターに映るプログラムを指示通りに組む毎日。うまく出来れば、次の問題が現れ、うまく出来なければ機械の声で延々と罵られ、連続して間違えれば、罰として電流が走る。今もそれはたまに夢に見るけど。・そしてまた春 とおりゃんせ~あの子の桜のお祝いに~(書き下ろし)
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宇宙駅『神田』人情奇譚 - カクヨム