「誰かが勝手におれの名前と住所を使って猫探しをしている!」
墓と猫の町、雑司が谷を舞台とする日常不可思議物語!
作家志望の男・鶴森ハルオ。
今度こそ小説を完成させると意気込んで仕事を辞めてはみたものの、執筆も生活も停滞していた。
ある日、見知らぬ女・佐藤ミユキが猫を抱えて訪ねてくる。迷子猫のチラシを見て来たという。
ねこ探しています。黒猫。オス。右目が青で左目が茶色。
名前はソーダといいます。
見かけたら連絡ください。
鶴森ハルオ
まったく身に覚えがないが、ハルオはなし崩しに猫を預かるはめに。
気ままで暴れん坊ででぶな猫・ソーダと暮らしつつ、ミユキと犯人探しの探偵ごっこをしてみるうちに、
仕事がゼロになったり、旧友と再会したり、なんとなく恋をしてみたり…?
夏へと向かう雑司が谷の街を、猫を追いかけぐるぐる巡る、無職男の個人的すぎる冒険のお話。
A5横綴じの薄い本です。
(上記リンク先の自サイトに文字組みサンプルがあります)
また、ピクシブにサンプルを上げています。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6480238