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ゆきのふるまち

  • 委託-06 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • ゆきのふるまち
  • くまっこ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 68ページ
  • 450円
  • 2014/08/15(金)発行
  • 舞台は年中雪の降りしきる町、雪町。庶民は町外に出ることのできない、完結された町。

    町をめぐるバスの終点「丘の上のお屋敷」でともに暮らす三人の女の子たちが、ときに悲しみに出会いながら、誰かの優しさに触れながら、自分に向き合ったり、誰かに頼ってみたり、何かを信じたり、何かに気付いたり。

    ひたむきに、前を向いて、日々を暮らしてゆく物語。

     

    パティシエを目指しながら、喫茶店で働く結衣。

    幼馴染みに寄せる想いに悩む、ショップ店員の蒼子。

    隣町が見渡せるお屋敷の持ち主、香苗。

     

    ――彼女たちの物語がそれぞれ、オムニバスで綴られている一冊。

     

    *掲載作品***

     

    「雪町」

     美味しい珈琲に定評のある純喫茶ブルーエへ、仕事帰りに立ち寄るのが蒼子の日課。

     丘の上のお屋敷で待つ香苗のために珈琲豆を買ったり、そこで働く結衣を待って、一緒にお屋敷へ帰ったり。

     結衣の視点から見た、三人の女の子の、楽しくて柔らかな日常のお話。

     

    「蒼子ちゃんと香苗さん」

     幼馴染の透太と喧嘩をした蒼子は、傷心のうちに、いつもは乗ることのない「丘の上経由」のバスに乗り知らない土地へと向かう。

     そこで出会ったのは、丘の上のお屋敷に一人で暮らす香苗だった。穏やかな香苗の言葉に、蒼子の心はほだされてゆく。

     

    「蒼子ちゃんとわたし」

     香苗に勧められたお菓子教室で、蒼子は結衣と出会う。

     お金がなくても、明るく屈託なく夢を語る結衣を見て、蒼子は自分もまた、今の仕事に夢を持っていたのだと思い出す。

     

    「香苗さんと鱒谷さん」

     自分の子供が予定より早く生まれると聞いて駆けつけた病院で、鱒谷は香苗と出会った。

     少女の香苗は鱒谷に、生まれた子供への祝福を告げて去ってゆく。

     数ヶ月後、病院で再会した香苗と鱒谷は、同じ境遇を分かち合う……。

     

    「木町」

     楽しかった日々から十年。丘の上のお屋敷を離れた結衣は、喫茶ブルーエを一人で切り盛りしていた。

     そこへ訪れた鱒谷から、美しい本と三枚のチケットを渡される。

     そのチケットは、木町へゆけるバスと観覧車の乗車券だった――。

     

    ***

    誰かの優しさに触れれば、それは別の誰かの優しさへと伝わり、そうして優しさは連鎖する。

    世界は優しさでできていて、それは……ひとかけらの悲しみで一層彩られる。

     

    そんな物語を、あなたの手のひらへお届けします。


    ***
    以前文学フリマにて「三題噺スタンプラリー」の景品として配布した掌編を大幅に加筆した作品です。

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