10世紀末、スカンディナヴィア。
戦士の理想を体現する英雄王と血讐を誓うノルウェー随一の勇士。
政略結婚を厭い、奔放に生きるデンマーク王女。
西暦1000年、スヴォルドの海戦が三人の運命を分ける―― 破竹の勢いでノルウェー統一を果たした戦士王オーラヴ・トリュグヴァソンと彼を仇敵とするバルト海の覇者エーリク・ホーコナルソン。
兄に反発し、己の生き方を模索するデンマーク王女テュリ・ハラルズドーティル。
ヴァイキング時代における有名な海戦スヴォルドの戦いで激突する三人の男女の「生きた証」。
【仕様】
表紙カラー(クリアカバー付)関連地図付き
装画 : びねが~様
英雄らしい死に様が尊ばれた時代であったからこそ、「どう死ぬか」ではなく「どう生きたか」を描きたい。そんな思いで綴ったヴァイキングの物語です。
ノルウェー王朝史「ヘイムスクリングラ」収録の「オーラヴ・トリュグヴァソンのサガ」をベースに、オーラヴ王の仇敵であるエーリク侯の側から書きました。
登場人物は、名前しか出てこない端役に至るまで、実在したと思われる人物ばかり。
(架空キャラ無し)
※R指定するほどではないと思いますが、残酷な描写が数か所あります1冊で完結、サクッと読めるので、初めての方にオススメです。