「ねえ、綺麗でしょう? でも、食べては駄目なの。死んでしまうから」
心に絶望を抱いたものだけが招かれる不思議な書店。書店の主人、董子(とうこ)は、人の身をお菓子に変える恐ろしい魔女。
董子は絶望をきらめく琥珀糖に変え、琥珀糖から物語を紡ぐ。
悲しいお話、奇妙なお話、夜明けのお話――魔女・董子が選んだとっておきの短編集。
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