「ごめんね、僕は一人で泳ぎたいんだ。そっとしておいてくれないかな」
ある出来事がきっかけで、誰とも泳がなくなってしまったジンベエザメのジンベエ。
ジンベエは寒い季節の回遊を終え、真夏の無人島に帰ってきた。島に残されているコテージで、ネムリブカのネムリやヨゴレなど、気心の知れた仲間たちとのんびり夏休みを過ごす…はずだった。
泳ぎに出かけたある日、ジンベエは衰弱したコバンザメの少年を見つける。レモラと名乗る少年は、なんだかワケありの様子…
優しくて、少し過保護なジンベエザメと、ツンデレだけど繊細なコバンザメのお話です。
水陸両用(!)なサメ中心海洋生物擬人化小説です。
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