※登場人物が全員イタイので絆創膏を貼っています。
この話は時代が20世紀から21世紀へと移ろうかという頃に、中2心丸出しのガキが書いていた全力の黒歴史をほぼそのまんまで再発行したという度胸だけは勇者な代物です。
ファンタジー物の全盛期だったあの頃。
中2病をこじらせすぎちゃった感のある方、
自分の絵に絆創膏貼っちゃう悪ノリが許容範囲の方、そんな貴方にお勧めです。
存在が空気よりも薄いと巷で評判の
エア主人公、キーツくん。
彼の兄は、黙っていればイケメンだが
中身がカス以下のチンピラ男、アーノルド。
界隈では「グッドコップ・バッドコップ」と評されている彼ら兄弟コンビの職業は、ファンタジーによくある流れのなんでも屋さん。
ゲームで徹夜して寝坊してくるような、いいかげんな彼らの下に、ある日、猟奇殺人犯の捕獲という大変マジメな依頼が舞い込んでくる。
しかし、兄貴は情報が有料と言われただけでブチ切れて酒瓶で殴りかかる、どこまでも純度100%のチンピラ。
兄のせいで場内乱闘になり炎上するお店で、弟のキーツくんはひたすら現実逃避。
キレイなお姉さん、可愛い女の子、そんなの罠に決まってる。
でもちょっとくらい、夢が見たい!
依頼人(美人)を護ってあげよう、いいとこ見せよう! とちょっと頑張るけれど、兄貴は正味、金の事しか考えてない。
「マジメに働けクソ兄貴!」
そんな彼らに突如訪れた、シャレにならない事態。
シリーズ1冊目から早くも主人公パーティは全滅の危機。
はたして彼らの行く先にはなにが待つのか。
ハイテンションにネタとツッコミを入れつつ。
ダラダラしたいいかげんな人々をイタイタしく描く。
(一応)ファンタジー。
小説サンプル
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1160185#3