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【現代】【ローファンタジー】白い魚

  • 鳴子-05 (純文学)
  • しろいさかな
  • 湖上比恋乃
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 58ページ
  • 700円
  • https://www.pixiv.net/novel/s…
  • 2020/11/23(月)発行
  • 夏・水・少年少女・(人)魚・つれていかれる
    そんなキーワードを共通項にした三作品が収録された短編集です。

    以下掲載順に紹介
    ・十五のあ(書き下ろし)
    祖父の住む村にある、人魚がくるという磯浜を半信半疑で訪れた少年・玄。
    思いがけず本当に人魚と出会ってしまう。
    十五歳になったら行ってはいけない、という言いつけを守らずに、帰る日の朝三度目の逢瀬に向かう。

    ・弔いのりんご飴
    髪に海を飼う呪いを受けた友人のことを、夏祭りの夜に思い返す話。
    神社までぞろぞろと動く浴衣の波を見て、まるで葬列だと思った。もうじき終わる夏を弔うために人が集まっているのだ、と。
    全文試し読み→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13472757
    web夏企画参加作品

    ・白い魚
    同級生の腕に鱗があるのを見つけてしまった少女・三枝律子と、鱗があらわれてしまった少年・衣魚(しみ)京介の秘密を共有する夏休み。
    「ねえ、鱗はいつからなの? 私今日まで気づかなかった」
     京介の話よりも自身の興味にまっしぐらな律子に、彼の目はまたまるくなった。そして吹きだすように笑ってから
    「明日、魚女池で待ってる」
    約束を口にした。知りたいことを教えてあげるよ、と。その夜、律子は宿題がほとんど手につかなかった。
    全文試し読み→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13753355

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