【ライトノベル】【現代】肥えきったファットドール

• 嬉野-06 (ライトノベル)
• こえきったふぁっとどーる
• 碧路ミアル
• 書籍|A5
• 104ページ
• 500円
• https://www.pixiv.net/novel/s…
• 2020/3/3(火)発行
• 歌舞伎町の店で働く新人キャバクラ嬢、深榧曖咲（みかやあいさ）。
  クールにしてミステリアス。 新人でありながら一匹狼を貫く彼女は、しかし贔屓の客、ひいては愛くるしい居候から致命の一言を浴びせかけられる。
  
   「曖咲のおなか、ふっくらしてぷにぷにできもちいいもん……」
  
  冷めきった少女に宿る冷たい焔。 置いてきたものを無自覚に手にした彼女は静かに決意を表明する。
   「────痩せるわ。削ぎ落とすわ。この贅肉を余すことなく」
   冷めきったファクトドールは果たして 理想のボディラインを手に入れることができるのか。
  
  
  
  
  
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  無責任な両親により否定され続け、自己主張を封じたままに育った少女。
   流れ着いた歌舞伎町で淡々とキャバクラ嬢として生きながらえていた彼女は、無理がたたって倒れたところを不真面目な先輩に助けられる。
   『余分』を削ぎ落した彼女が彼方に封じてしまったもの。  

  置いてきたそれを肥やすように、彼女は。

  
  文章／碧路ミアル
  イラスト／雨ノ条