「わたしたちがお役にたてるでしょうか」「お飾りの妻でいる気もないくせに」閉ざされた竜の国を襲った突然の地震。
未曾有の災害に動揺する王女ナターシュに救いの手を差し伸べたのは、国交のない北王国の王子を名乗る赤毛の男エドワルドだった。
「北の悪魔」と恐れられる国の王子は援助の代償に、飛竜とナターシュの身を要求する。
政略結婚も王族のさだめと受け入れ、次第に心を通わせるナターシュとエドワルド。安住の国を夢見るふたりの前に、竜の国と北王国の王位継承問題が逃れようもなく立ち塞がり――。
政略結婚から始まる恋愛ファンタジー。読み口軽めの少女小説。
フルカラーカバー(マットPP)、スピン付き。
(カバーイラスト:
Mayo様)
◆
カクヨムにて全文を公開しています。作風や文体のお試しとしてどうぞ。
◆番外編
「陽炎立つ」はネタバレなしの番外編です。本編の約15年前、海峡群島でだらだら暮らすエドワルドと、我が身の不運を嘆く側仕えリフィジのお話。
◆
お気に入り部分抜粋(ツイッターモーメント)
「#ふぁぼの数だけこれから出す本からお気に入りの一文を晒す」で構ってちゃんした分です。