【ライトノベル】ヒーロー特集 PENTAGRAMICE Vol.1

• 別府-12 (ライトノベル)
• ぺんたぐらみす
• 荒霧能混、猫柳生、三浦るぴん、森野曜衛門、八海宵一
• 書籍|B5
• 132ページ
• 700円
• 2017/4/16(日)発行
• 5人の文芸戦士が書いた5つのヒーローストーリー！
  某戦隊、某ライダー、某マンっぽい（あくまでも「っぽい」）のから
  伝奇ラノベ風やリーマンまで！
  痛快！ 爽快！ 切ないのもアルヨ
  な盛りだくさんアンソロジーとなっております。
  
  収録作紹介（収録順）
  

  『スペシャルマンの三分間』（八海 宵一）

  スペシャルマンは、週に1度日本を襲う怪獣と戦い、人々を守るヒーローである。
  スペシャルマンは身長30m、体重2.5ｔ、スリーサイズはヒ・ミ・ツの巨大な姿をしている。
  そして、スペシャルマンは「1日に3分間だけ地球人の姿になれる」能力をもっている。
  地球人から寄せられる、ブラックじみた要求に心身をすり減らす中で出会った一人の少女。
  その少女との出会いは、スペシャルマンの心境に変化をもたらす。

  
  『華面戦隊マスカレンジャー』（荒霧 能混）

  マスカレンジャーは顔を隠し身につける衣服の力を引き出し、悪の帝国と戦う3人のヒーローである。
  ある日も怪人との戦いを終え、各自の日常に戻るマスカレンジャーだったが
  チーム内の紅一点マスカイエローがその場に落とし物をする。
  マスカレッドとブルーはそれを返すため、はからずもイエローを追いかける形となるが、
  その先でイエローの思わぬ秘密を知ることとなる。
  
  

  『義肢のヒルコ』（三浦 るぴん）

  神現暦 三〇一年。我々の住むこの世界とよく似た、しかし異形の存在や魂装師と呼ばれる能力者がいる異世界。
  その能州・珠洲の地に現れた少年・皆神蛭子は、魂生師の少女・葛原青葉と出会う。
  青葉の置かれたつらい状況を知り彼女を守る蛭子。
  害神と呼ばれる異形の敵に、不思議な能力で立ち向かう蛭子。
  その戦いの先に一体何を見るか。
  

  
  『ヤングサラリーマンの逸脱』（森野 曜衛門）

  サラリーマンの雨森は、昼休みに同僚の橋掛とダベっている中で、昔ヒーローになりたかったことを思い出す。
  そこで、ふたりは午後から代休を取ってヒーローになるべく、スポーツ店でコスチュームを調達する。
  格好は整った、次は何だ。ヒーローには何が必要だ。その答えは、戦うべき敵だ。
  ふたりは悪の敵を求めて街をゆく。
  日常からはみ出してゆくファンタジーな欲求と、リアルが衝突する時、そこに見える光景とは。
  
  

  『マスクド・ライダー・イン・ザ・スカイ』(猫柳 生)

  西部開拓時代、アメリカ。ある街に現れた、一人の流れ者 ”D”。
  その町は、身体能力を大幅に強化された改造白人のギャングたちが牛耳っていた。
  Dは町で華僑の少年と交流するうちに、過去を思い出す。
  そして町を襲う改造白人ギャング、立ち向かう少年の前で、Dはその能力を開放する。
  「仮面ライダー・ジャンゴ。推参なり」