リリスとイヴの創世記

• E-02 (歴史・時代劇)
• りりすといヴのそうせいき
• 檜
• 書籍|文庫判(A6)
• 500円

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  リリー・スネイク、通称リリスは優秀な医学者にして、フェミニズムの活動家。だが、彼女は「ある」発見をしてしまったため、男たちの恨みを買って殺された。

  しかし、死んだと思った彼女はなぜか、ある場所にタイムスリップしてしまう。そこは人類が神によって作られた当初のエデンの園。そしてそこには神の作った「ただ一人の人間」であるイヴが住んでいた。リリスは彼女と共にエデンの園で暮らしながら、自分の失われた「ある発見」に関する記憶を探り、それと同時に世界の真理を解き明かしていく。

  この世はアダムが作られ、その次にイヴが作られたはずでは？なぜ、エデンの園にアダムがいないのか。なぜ、最初に作られた人間は女だけなのに、自分の生きていた世界では、男と女が両方いたのか……。自分たちの生きた世界は、本当に神に「良しとされた」世界だったのか……。

  記憶を失った現代人の女性が織りなす、「アダムとイヴ」ではない、「リリスとイヴ」の異端的創世物語。

  
  

  女性同性愛的要素を含む予定です。