こちらのアイテムは2017/10/28(土)開催・第6回 Text-Revolutionsにて入手できます。
くわしくは第6回 Text-Revolutions公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

【ハイファンタジー】獣ノ噺

  • E-14 (ファンタジー)
  • けもののはなし
  • 黒川うみ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 156ページ
  • 500円
  • https://www.pixiv.net/novel/s…
  • 2017/10/28(土)発行
  • 今夜は『三人の獣』のおはなしをしましょう。
     それは世界で一番強く、一番弱いヒトたちのおはなしです。
     彼らは『獣』と呼ばれていましたが、大抵はヒトの姿形をしていたので『人』と数えられていました。
     さて、彼らの種族について少し前置きをしておきましょう。
     彼らは俗に『使い魔』と呼ばれている存在です。
     『主人』と呼ばれるヒトと『契約』しなければ、本当のチカラを発揮できないヒトのことで、誰かに仕えることを前提として産まれてくる一族です。大抵の場合、男も女もなく、またどちらの姿をとることもできると云われています。
     彼らがどこで産まれるかはわかっていません。
     みんな、主人に呼び出されたその瞬間からしか記憶がないからです。時代により、人の手によって造り出されるということもあったようですが、詳細は記録されていません。
     しかし、今夜おはなしする『三人の獣』は自らの出自を断片的に覚えていました。
     彼らは特別な『獣』なのです。


    pixivにweb再録されています。冊子版にはあとがきが載っています。本の形で欲しい方のみお求めください。

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