本年の文学フリマ京都にて刊行しました長編ファンタジー小説『しろい庭のむすめ』の第二巻です。
第二部 東風
「おまえは何を期待してるんだ。紅い目で生まれてきて、御大層にも南の騎士の名を名乗って、その剣をふりまわして、なにを」
海の民の島に渡り、片時の平穏な暮らしをしていたアルシャとイード。
白い都で得た剣は、ふたりをふたたび物語へと引きずり出そうとする。
一方そのころ、東へ向かうシェイグの前に、昔話の魔術師のような男があらわれた。
男は、北へ行く、とシェイグを誘うが――。
「名乗るべき名に迷いがあるのならば、わたしが先に名乗ることにしよう。それが魔術師としての礼儀だからね!」
一巻・第一部「クリエッダの少女」の書籍情報は
こちらからどうぞ。
ためし読みとしてピクシブに第一部の一章を全文掲載しております。
下記リンクよりどうぞ。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7555027