どちらがMを殺したのか?
誰も知らないまま、
互いを疑い始まった、
探偵とFの追いかけごっこ。
先をゆくFはあらゆる町に、
探偵を苦しめるための謎と死体を残し、
それを追う探偵は事件を解決しながら、
Fの深層心理を探っていく。
不一致なWHICHが最後に導く犯人は……?
――というわけで、やたらと生意気な少年探偵と下僕体質の青年助手が、
いろんな町に行ってちょっと普通じゃない事件を解決したりしなかったりする、
現実のルールなんか大概無視しちゃってる系ロードミステリであります。
某大説の影響を色濃く受けた内容になっておりますので、苦手な方はご注意を。
試し読みは↑のURLからどうぞ(1章分)。
余談ですが。
この物語の登場人物に、FとMがいます。
(あ、この物語の登場人物は基本的に名前がありませんので、みんな記号です)
Fというのは、Fatherの頭文字だとすると男ですよね。
逆にMは、Motherの頭文字だとすると女です。
しかしちょっと見方を変えて、FをFemaleの頭文字だとしたらどうでしょう。
女ですね。
一方MはManで男です。
性別が入れ替わります。
これをご覧の方は、FとMという記号を見て、どっちを想像したでしょうか?
こういう話を聞いて、なんか面白いと思えた方はきっとこの物語を読んでも大丈夫です。
逆に「で?」と思った方は読むと怒りそうなので読まない方がいいかと思います(笑)。
表紙イラストは雨杜しゃも様にお願いしました。
かわいくてかっこよくて、ショタ好きにはたまらん……!(ノ∀`*)