結馬 群馬アンソロジー

• D-01 (現代)
• ゆうま ぐんまあんそろじー
• ひじりあや,青砥十,森羅万象
• 書籍|文庫判(A6)
• 104ページ
• 500円
• 2017/3/26(日)発行
• 群馬県出身の三人が、それぞれ自分の出身地を舞台にしたアンソロジー。
  描かれるのは高崎、前橋、板倉町。ライトな文体で三者三様それぞれのアプローチで群馬を描いた作品は、群馬出身であれば「あるある」と笑えたり、また群馬出身でもまだ知らないものに巡りあえるはずです。
  群馬をまだ知らないあなたと、群馬をすでに知っているあなたに贈る作品集。

  ぐんまちゃん家ってどこにあると思う？

  『ユウマ』ひじりあや
  古本屋で買った本に偶然挟まっていた手紙。『ここよりほかの場所へ』旅だった結へ向けた手紙が気になってしまったつぐみは、差出人の三谷優馬の今を知るために群馬へ行くことにした。その途中、間宮優と名乗る少女と出会う。高崎市を舞台にした作品。
  

  ……数井センパイは、まだグンマを知らないんですね

  『群馬妖怪奇譚 後輩書記とセンパイ会計、不服の転居に挑む』青砥十
  ご存知後輩書記のふみちゃんとセンパイ会計数井くんは、ふみちゃんの幼馴染みで今は前橋に引っ越ししている姫ちゃんに会い前橋東照宮まできている。姫ちゃんは引っ越しにまつわる〝恨み〟を聞いてほしい、と。長壁姫を題材に前橋市を舞台にした作品。
  

  大体グンマーグンマーって、いっつも舞台は前橋・高崎じゃないのさ！ おまえら東毛舐めんな

  『両毛レイダース東毛編』森羅万象
  群馬県邑楽郡板倉町に住む少女秋元波留は金髪碧眼の賢太郎スレプトと出会う。「ここは群馬ですか？」と尋ねるスレプトは群馬にある宝を探しているという。グンマーにある秘宝とは何か。徳川の埋蔵金なのか。スレプトと行動を共にするようになった波留は、秘宝を求めてＢ級グルメを食べつつ冒険をする。太田市や板倉町を舞台にした作品。