こちらのアイテムは2016/10/8(土)開催・第4回 Text-Revolutionsにて入手できます。
くわしくは第4回 Text-Revolutions公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

博物記

  • ミニ-15 (純文学)
  • はくぶつき
  • 坂鴨 禾火
  • 書籍|A5
  • 132ページ
  • 700円
  • 2016/5/1(日)発行
  • 狼は川を渡り、汽車は桜の中を疾走し、鹿は野へ、兎は学校の中に、人魚は水たまりの中に。動物・植物にまつわる五つの話と、博物館の話の計六篇を収録。

    「渡河」…狼の話
    眠れずに夜をさまよう少年・三上と、三上の同級生で同じく眠れずに河原のベンチで眠る朝倉が、夜中に出会った不思議な光。一体正体は何だったのか。

    「茸の春」…桜の話
    漢方薬を扱う信吾が青森へ向かう汽車の中であったのは、滔々と平曲を語る少年と眠ったまま一向に目を開かない少女。眠りこける少女を横に、少年が呟く。「行きたいのは春のない土地です」。

    「夢入野」…鹿の話
    遠日は入野で獣を狩る猟師、けれども夜見る夢の中では自ら雄鹿となり雌鹿を探して入野を走る。ゆめかうつつか、一体どちらが本当なのか。そうして道ならぬ恋の行く末は。

    「うさぎがり」…うさぎの話
    学校で飼育していたうさぎが逃げ出した。飼育委員の萱野を手伝って、稔は片目の赤い同級生・會田とうさぎを探すことに。(どうしてうさぎは逃げだしたのか?)
    うさぎの他に昆虫も出てくるよ。無視が苦手な人は要注意。

    「水杯」…人魚の話
    学校の水たまりの中に人魚がいた。まん丸な目をして、前方の席を見つめていた。
    雨が降る図書室に持ち込まれたのは、海に落ちた生徒の話と一方通行の複数の告白。鞄に水と本とを詰め込んで、恋の始末に出かける話。

    and,
    「ミュージアム」…博物館の話
    郵便趣味の短歌の同人・松沢から届いた手紙はいつもよりもシンプルな用箋で、魂が売れたことが書かれてあった。差し出し局は東京中央。煙草を買いに行くいつもの休日を取りやめて、友人を捜しいざ東京!



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