美女ヘレネ

• E-21 (歴史・時代劇)
• びじょへれね
• 檜
• 書籍|A5
• 70ページ
• 500円
• 2016/4/27(水)発行
• ローマ支配下のイスラエルに住むユダヤ人の娼婦、ヘレネ。彼女は非常に美しかったが生まれつき頭が弱かった。
  ある日、魔術師シモンと名乗る新興宗教の教祖に拾われ、彼女は「女神」とあがめられる。だが、シモンの独善的な愛に拘束される彼女の前にはもう一つ、真の神の教えが現れた。
  シモンが敵視する青年、ペトロと彼の教え広めている宗教「キリスト教」。ヘレネはシモン以上に、ペトロと彼の語る神に心惹かれていく。そして彼らの運命ははやがて、残忍で冷酷な皇帝ネロのお膝元であるローマで交錯する。
  権力、憎悪、嫉妬、醜い感情の飛び交う世界で、哀れな美女ヘレネを救ったのは何者だったか。
  
  表紙：夜河
  
  ＊残部極小