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くわしくは第3回 Text-Revolutions公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

【パンフ掲載作】もっとあたらしい歴史教科書:世界史C

  • B-03 (歴史・時代劇)
  • もっとあたらしいれきしきょうかしょせかいししー
  • 唐橋史ほか22名のゲスト
  • 書籍|B6
  • 1,000円
  • http://books.doncha.net/happy…
  • 2015/5/4(月)発行
  • 「教科書で妄想したっていいじゃない。」
    総勢20名のアマチュア作家による歴史小説だけのアンソロジー。

    想像の翼を拡げれば、退屈だった教科書もきっとおもしろく見えるはず。大好評『日本史C』に続く歴史小説アンソロ第2弾。
    <誰も知らない>歴史をテーマに、古代ギリシャから戦後アメリカまで、珠玉の作品を集めました。参加者の大胆な解釈(あるいは妄想?)を思う存分、お楽しみ下さい。

    ≪各作品あらすじ≫

    1.古代編(紀元前~5世紀)

    【みづはし『アフロディテの鳩』】 父の故郷レスボスへと移り住んだアテナイ生まれの少女アティス。彼女が目にしたものは人目もはばからず竪琴を奏で、詩をうたう美しい乙女たちだった。伝説の詩人サッフォーとの出会いが彼女の心を変えていく。古代ギリシャを舞台にした青春と運命の物語。
    【青砥十『太陽娘と最高賢者、世界の計測に挑む』】 学者エラトステネスはある日、王から世界の大きさを計測するよう命ぜられる。難題に悩む彼を助けたのは、アレクサンドリア図書館で働くティリという一人の少女だった。「太陽娘」と呼ばれる彼女と最高賢者エラトステネスが、世界の計測に挑む!
    【斎藤流軌『桃花源郷』】 美しい曹回に心惹かれ、半ば奪うように彼女を妻に迎えた荀粲。まるで桃源郷に生きるような陶然とした曹回には世間の心ない噂が付きまとうが、三国時代の混乱の中でも荀粲は彼女を懸命に慈しむ。しかし、その曹回の体は人知れず病に冒されつつあった。古代中国、永遠の恋。
    【宗谷圭『月落於五丈原』】 五丈原の戦いに力尽き、陣中に病に伏した諸葛亮孔明。その病床を訪ねた姜維の口から驚くべき事実が語られる。孔明と姜維が出会ったその日から、二人が共有し続けたある秘密とは? 孔明の謎に迫る三国志異聞!
    【小辰みなひと『斯くてテュランノス入滅に至る』】 フン族とその諸侯の王アッティラ。晩年の彼のもとに嫁いできた可憐な少女イルディゴにかけた王の最期の望みとは。ゲルマン・スラヴの諸民族を征服し、東ローマ帝国をも追い詰めた野生の王の夢がユーラシアの原野を駆ける。

    2.中世編(6世紀~14世紀)

    【牟礼鯨『四品系棋』】 インド帝国の大賢者タートリトゥスが、ササン朝ペルシャの王に仕掛けた謎かけは<チャトランガ>と呼ばれる献上品の正体を暴けというものだった。世界中から集められた学者たちがタートリトゥスの仕掛けた罠に倒れていく中、宰相ワズルグミフルもまたその謎に立ち向かう。
    【佐倉惟『路に臨み、月を弄して』 】唐を揺るがした大乱が収束に向かう中、老境にさしかかった一人の詩人が自らの不遇の生涯を省みる。さながらそれは月影を追うような――。後世に偉大な足跡を残し、「詩仙」と称された李白のその抱えきれない思いとは。
    【並木陽『マインツのヴィルヘルム』】 東フランク王国オットー1世の庶子として生まれたヴィルヘルムには、幼い頃に引き離された母の面影が付きまとっていた。スラヴの血を引いた孤独な少年は何故、大司教として歴史に名を残すことになったのか。神聖ローマ帝国誕生前夜を描く大河浪漫。
    【市川イチ『愚者の碑』】 イタリア全土で猛威を振るった疫病ペスト。地獄と化したフィレンツェを離れ、ミラノを目指す修道士フランチェスコは、旅の途上で死神のように後を追ってくる野蛮な娘ルチアの存在に気付く。死を逃れるべく進むフランチェスコが、辿り着いた先で得た答えとは。

    3.近世編(15世紀~17世紀)

    【添田健一『アデンにて』】 15世紀初頭。明の鄭和艦隊は、南京を出港して半年後に、世界最大の交易都市アラビアのアデンに到着する。艦隊に馬医として乗務していた少女、鄭彩霞(ザラ)は、この地で中華二千年の片思いの相手とめぐりあう。鄭和の南海遠征を背景に大航海時代の幕開けを描く。
    【空木春宵『届かざる祈り』】 征服者によって蹂躙されたインカ帝国。通訳として部隊に同道した「私」は「キープ」と呼ばれる縄を用いた情報伝達手段に興味を引かれ、それを司る「キープカマヨック」の老爺に心を寄せていくが、滅びの足音は確実に近付いていた。異邦人の目を通して描く文明の黄昏。
    【マンノン『ロマーノ家の栄光 カラヴァッジョ伝』】 喧嘩沙汰で親友の命を奪った悪漢の行方を追う青年ミケーレ。彼が辿り着いたのは無頼の画家カラヴァッジョだった。悪の道を転がり落ちていく天才を見つめ続けたミケーレは、その最期に何を思うのか。ルネサンス期のイタリアを生きた二人の男の物語。
    【あやまり堂『マラカ瑣記』】 東方貿易の中心地ポルトガル領マラカ、其処に仇討ちに執念を燃やす侍がひとり――洗礼名アゴスティニョ――俗名勘兵衛。イエズス会やマラカ王国の残党の思惑に翻弄されながら、仇を追う勘兵衛が出会ったのはファラというひとりの少女だった。文明が交錯するアジアの熱を描く。

    4.近代編(18世紀~19世紀)

    【春山久美『secret』】 幼馴染みのアレクとシャルル。バスティーユ牢獄襲撃前夜、アレクがシャルルに打ち明けたのは貴族たちの亡命計画だった。革命の混乱の中、ドーバー海峡を越えて逃げ延びる人々に手を貸す二人。二人が信じ合えるのはただひとつの想いのためだった。フランス革命を背景にした冒険と、秘密の恋の物語。
    【AKINONA『走れルドヴィカ!』】 「モーツァルトを超える天才少年」として、その音楽の才能を売り出された少女ルドヴィカ。彼女は性別を偽ったまま、ついにウィーンの大音楽家ハイドンに弟子入りする。しかしやがてウィーンにはナポレオンの軍隊が迫り……。レディ・ベートヴェン、時代を駆け抜けたその青春!
     【梅川もも『蜂蜜前夜』】 南北戦争有数の激戦となったハニースプリングスの戦い。その前夜、歩兵として北軍に従った黒人青年と、インディアンの若き兵士が出会った。生まれも育ちも違う彼らが共通して求めるものは『自由』。そのために命を賭した若者たちの一夜の物語。
    【( )『永遠を食む青白い孤独に』】 エドガー・ドガ、死す。その訃報を耳にしたひとりの画家は人知れず胸を撫で下ろした。「きみのように孤独なら、死んだほうがましだ」――やがてフランス印象派を代表する画家となるピエール=オーギュスト・ルノワールのその言葉の真意とは。

    5.現代編(20世紀~)

     【伊田アサトウ『風の聞こえ路』】 南米に存在したという幻の古代遺跡「ビルカバンバ」を追い求める若き考古学者の耳には、アンデスの風に乗って不思議な声が聞こえてきた。それは幻聴なのか、導きなのか。やがてマチュ・ピチュの発見者として歴史に名を刻む、考古学者ハイラム・ビンガムの冒険。
    【春秋梅菊『芳と烟』】 幼い頃に引き裂かれた芳と烟の姉妹。姉は富豪の娘として引き取られて教育を受け、国民党の思想に心酔していく一方、妹は貧民街の芸能一座に売られ、クラブの歌手として糊口をしのぐ日々を送っていく。やがて二人は再会するも、中華民国の激動が再び姉妹を翻弄する。
    【栗山真太朗『エノラ・ゲイの息子』】 1945年8月6日、原子爆弾「リトルボーイ」を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」。2001年、そのパイロットであるポール・ティベッツは、取材にやってきた記者に対して重い口を開く。連合国の「英雄」が秘めた思いと「エノラ・ゲイ」の名前に隠された真実とは。

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