時は盛夏、幾度目かの金夜になった。山吹色の霧が流れこみ、金の帳が落ちたのだ。霧はほのかに光を持つ。ヒカリゴケのごとく淡い夜半過ぎ、すべて輪郭という輪郭が霞む。石ころすら存在があやふやであった。kud[沈む廻廊]
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