「2かける2が5になることだって、時には良いんじゃない?」
そんなアイデアを共有する作品集第一弾、『ににんがご』。
真面目な小説から下ネタ満載の小説まで入っています。
⬛︎ 目次
1.『自由の水脈』(七浜安敦)
2.『ゆもペン先生の特別講座』(ゆもペン先生)
3.『新釈・論理哲学論考』(ちょっとエフスキー)
4.『新釈・マッチ売りの少女』(ちょっとエフスキー)
⬛︎ あらすじ
1.『自由の水脈』(七浜安敦煌)
選ばれるのはただ一人。金沢と日乃出はその枠をめぐり競争の日々を送っていた。
しかし、一本の電話を境に、金沢の生活は一変する。忙しさの中で勉強への情熱を失っていく金沢に追い打ちをかける日乃出の一言。心身ともにボロボロになった彼は夢を諦めてしまうのか。
これから大きな環境の変化に直面する人に送る物語。
2.『ゆもペン先生の特別講座』 (ゆもペン先生)
テーマ :「ににんがごについて」
会 場 :神保町にある小さな古本屋
来場の皆様、ゆもペン先生の新作ショートショートを無料配布いたします。
3 .『新釈・論理哲学論考』(ちょっとエフスキー)
「彼女など必要ない」と強がる大学生の目の前に、茶髪ボブの乙女が舞い降りた。
その可愛らしさに、黒髪一筋だった彼の心は揺れる。果たして、彼に乙女は微笑むのか。
思わず笑ってしまうユーモアと、どぎつい下ネタを絶妙にブレンドした書簡形式の一作。
4.『新釈・マッチ売りの少女』(ちょっとエフスキー)
「彼女など必要ない」と豪語していた彼も大学院に進学した。雪の舞うクリスマスの日、思い出の地である神保町で友と再会する。
二人で立ち寄った喫茶店で待ち受けていたのは。
ちょっとエフスキーの二作目は、エスプレッソのようにほろ苦い恋心を描いた作品。