僕は君のことも、先輩のことも愛してなどいませんでした。
ただ、僕は優しい人に愛されたかっただけなのです。
君は死にました。僕が殺したのです。
――本目詩水『怪物の弔辞』
――天ノ川聲音『太陽に近い場所』
正反対な平成5年生まれの2人の作品を収録しました。
僕は大学に入学してすぐに、美しい君に一 目惚れをする。
多くの 秘密を抱えた魅惑的な君にどんどん溺れていく僕。
そんなある日、僕達の前にある一人の男性が現れて、僕たちの関係は狂い始める。
作者渾身の私小説!痛切な青春を描いたラブストーリー!
文字から映像を紡ぐ緻密な文章で綴られた美しい幻想世界をとくとご覧あれ!