王子の従者を務めていた直井透火は、王の奸計(かんけい)により種族、
ひいては世界の命運を左右する人柱・基音として目覚めた。
「世界の穢れ」の前触れである大地震が国を襲い、民が恐れを抱く中、
第一王子・芝蘭をはじめとする次期王位継承者たちは、果敢に国のために動き出す。
透火の後任従者も決まり、誰もが新たな門出を迎える最中、
静かであった基音の監視役・ハークにも重大な変化が起きる……。
[あらすじ協力:青ちょびれ様]
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一夜に起きた事件を超えて、静かに、当たり前の関係がひび割れていく。
主人よりも稀有な立場に立たされた透火が、徐々に現実を受け入れ、次へと進んでいく章です。
次期王位継承者として新しいキャラクターが2名増え、恋愛要素も少しだけ増えます。
(※透火の恋愛はありません)